ウォールストリートジャーナル誌:Steve Jobs氏とのQ&A
MacRumorsからのニュース:
iPhone発売日を控えた前日、The Wall Street Journal誌はApple CEOのSteve Jobs氏とAT&T CEO Randall Stephenson氏とのQ&Aを投稿しました。(有料記事です) (更新:USA Todayインタビューからのサンプルも含めました)
両氏はiPhoneの立ち上げにあたってAT&TのEDGEに最終的に決断にいたるまで相当頭を悩ましたことやiPhoneが両社にどのように影響を及ぼすかを推察したことなど多岐にわたる話題を語りました。本誌はこれらの話題のいくつかに焦点をあてて掲載いたします。
WSJ: 御両名は、近い将来iPhoneへ加えられることになること、つまりその、Cingular(現在AT&Tにブランド変更)のプラットフォームを通して、あるいはその他の手段、たとえばiTunes経由で曲を着信音にする、といったようなことについてどのように考えておられますか?
Jobs氏: もちろんご存知とは思いますが、iTunesはいまや米国市場ではAmazonやTargetを抜き去り、BEst BuyとWal-Martに次ぐ3番目の音楽配信サービスとなっています。そして全世界では言うまでも無く、最大のオンライン配信サービスです。もちろんいまやiPhoneでそれらを楽しむこともできるわけです。ユーザは今後いろんなことが始まると想像しているはずです。
WSJ: つまり、それらの一つとして楽曲やビデオを電話を通じて直接購入できるサービスの提供、ということも含まれるのでしょうか?
Jobs氏: この先、いろんなことがあると考えておいて下さい。
WSJ (編集者要約: なぜ3Gではなく、EDGEを選んだのですか?)
Jobs氏: (要点)AT&Tの全てのBlackberryは、そのメールをEDGEを経由して受け取っています。EDGEはmailにはうってつけで、地図やその他多くのものともうまく機能します。おそらく貴方はもっと早いネットワークだったら、と思っているのでしょうが。。。例えばWebの閲覧などには。 Web閲覧においても必要十分なのですが、それでも貴方はもう少し早く、と願うでしょう。EDGEとWi-Fiを組み合わせた真の意味はそこにあるのです。なぜならば、Wi-Fiはどんな3Gよりもよっぽど早いからです。
3Gに目を向けてみると、それらに必要なチップセットは私たちが捜し求めていたほど消費電力が低くありませんでした。またまだ十分に集積されていない。従って非常に多くのスペースを必要とします。私たちはバッテリの持続時間と物理的サイズに最新の注意を払いました。今後、3Gについてももっと好ましいトレードオフが達成されるはずですが、現時点では非常に悩ましい問題にうまく決定を下せたと考えています。
WSJ: あなたは消費者の要求に対し、十分に満たすことができると思いますか?
Jobs氏: (要約)私たちはかなりの数を用意しました。iPhoneを製造するのに多くの工場を作ったのです。。。もしそれでも十分でないとしても私にとっては驚くには当たりません。
USAToday: もし土曜日に売切れてしまったらどうします?それでも先に購入してもらってあとで製品を届けるのでしょうか?
Jobs氏: いえいえ、あとで再度来店いただくことになるでしょう。もし商品を提供せずにお金だけ支払わせたら、多くの法律的な問題が生じます。また消費者を至極がっかりさせてしまいます。
USAToday: 企業のメール(送受信)についてはどうです?私は(iPhoneでは)会社のネットワークに接続できない多くの消費者の関心事だと思っていますが。
Jobs氏: この件については来週いろいろと有益な情報を得られるでしょう。私どもは現在貴方も良くご存知のいくつかの会社に実証試験をしていただいています。なのでさほど大きな問題にはならないと思います。
USAToday:(編集者要約: ではiPhoneでは解決済みなのですね、その商品について少し宣伝いただけませんか?)
Jobs氏: それはちょっと難しいですね。実証試験はFCC認証プロセスの一環としてやる必要があったのと、ネットワークで提供される類のものですので何百人もの人たちにテストをお願いせねばならなかったという理由で実施したものです。結局私たちはそうやる以外に方法がありませんでした。そして結果としてそのようにしたことを嬉しく思っています。結果としてうまくいきましたが、多くの場合は、普段やっているようなやり方で実施します。
前半部分の、EDGEの選択が、トータルでバランスの良い製品を現実的な選択肢の中で作り上げる難しさから導き出されたという点はちょっと見落としていましたね。確かにレポートによれば、これだけ高機能で市場のどのスマートフォンよりも薄いのに、音楽や動画などを普通に楽しんでも携帯としての本来の機能に支障が無い程度にバッテリーの持続時間が驚くほど長い、ということで、映画1本もみられないSONYのVAIO Type-Uのように、「モバイルなのにコンセントを探して歩くことを当たり前のように」設計された、わけの分からない製品とは一線を画す、さすがアップル!と言わせるポリシーですね。Jobsとしても、ぎりぎりのせめぎあいの末、EDGEを現実的選択肢として選んだ、というのがよく分かりました。
一方後半部分のUSATodayのインタビューですが、なんだかいまいちぴんとこない内容で、なんだかなぁという感じなのですが、おそらく既存のBlack berryなどが、基本ビジネスユースで企業のメールシステムとの密接な連携を可能にするサーバやサービス群とセットで、製品が提供されていることに比しての話だと思います。
なるほどねぇ。。。バランスか。 さすがJobsです。
この1年で、3Gのチップの消費電力が下がり、チップの集積度が上がれば、(しかしかなり現実的な問題)3G版、あるいはDual Mode, Quad Bandも夢ではなさそうです。
のんびりまつことにしよう。。。










