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2008年11月25日(火曜日)

3GでVoIPする方法考察

カテゴリー: - spiky @ 12時45分26秒 このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをTagClickに追加

 

最初に書いておきますが、要脱獄です(汗)

 

iPhoneは3G(第3世代データ通信)とWiFi(無線LANですな)の両方をうまく使い分けて、シームレスに接続をしてくれるのですが、残念ながら一部のアプリケーションでは、このネットワーク接続の種類によって機能が制限されます。

 

最も期待の大きい、VoIP(Voice over IP)アプリケーション、特にSkype他のインスタントメッセンジャーに対応している"Fring"も、WiFi経由ではSkypeのVoIPである(というかそもそもこちらのほうが本業)音声チャットが許されているものの、WiFiから3Gに切り替わると、音声チャット(音声通信)機能は使えなくなります。

 

FringそのものはApp Storeから購入(無料です)できる、由緒正しきAppleお墨付きのアプリなので、おそらくこのWiFi経由の音声通信機能が使えない理由はおそらくアップルが許してないからでしょう。(それを許してしまうと、各国において事情は異なるものの、多くのキャリアは自分のところの音声通信料金プランをざるにされてしまうので、快く思わないでしょうねぇ。)

 

しかしアプリケーションが「WiFiでつながっている」ふりをするアプリがあります。"VoIPOver3G"という脱獄系アプリで、Cydiaからインストールできます。これを使うと、アプリケーションは常にWiFiでつながっていると「思い込まされる」ので、WiFで使える機能は全て使えます。

 

つまりFringを使って3Gでも音声通信ができるということ。

 

ただし、インストールはしたものの、まだ試していません。デフォルト状態では、FringとApp Storeのみに対し、このフェイク機能が有効となっているようですが、SSHでログインして設定ファイルをいじることで、任意のアプリケーションを対象とすることができます。

 

ただ、そもそもWiFiにこれらのアプリケーションが制限していあるということは、単にビジネス上の問題だけではなく、WiFiにくらべ3Gが圧倒的に回線が細いという技術的な面も考慮しての対策であることも頭に入れておく必要があるでしょう。大量のパケットを流す音声通信や、中には非常にサイズの大きなアプリ(10MBを超えるとWiFi経由でしかダウンロードできなくなります)を、この3Gの細い回線を使うことで、回線が輻輳(ふくそう、混雑すること)することが十分に考えられるため、加入者に一様に均質なサービスを提供する責任のあるキャリア側としては、まぁ当然といえば当然の措置かもしれません。(技術的にも納得できるし、しかしそれをいいことに言い訳にしているともいえるし。。。)

 

うまく動くかどうかは実際に動かしてみればいいわけですが、まだやってません(汗)。

 

従って、はたして実際に、Fring+VoIPOver3Gで、3G回線で音声通信が確認できているわけではないですが、期待大です。

 

ところで世の中の動きとしては、Nokiaが今度DoCoMoの回線網を借りて(MVNOってサービスです)、自社の超高級携帯(5万円〜300万円とか?)用の専用の音声通信サービスを始めるってことなので、実際には使えるってことなのでしょう。また今日のニュースで、

 

  携帯端末“鎖国”に終焉 日本通信、MVNOで大手に風穴

 

というニュースもあるように、もはやこれまでのようなキャリアによる「囲い込み戦略」による化石時代の戦略が破綻するのも時間の問題となってきました。

 

携帯ビジネスの立ち上げの初期においては、このような保護主義的やりかたも必要だったでしょう。しかし現在のように殆ど飽和状態にあり、ユーザにもっと様々な選択の自由が与えら得るべき時代に、あえて鎖国状態を作ろうとするキャリアの姿勢は問われるべきでしょう。しょせんキャリアは土管屋だと僕は考えています。もちろんキャリア独自のアイデアでユーザの獲得をすることは自由市場社会においては当然のことなので、そういった努力はどんどんとやっていくべきだと思いますが、市場の様々なベクトルを無視してまで、市場を箱に入れておこうとする戦略をとろうとするならば、それらは打ち破られるべきです。

 

何よりもユーザのためにならないし、技術的、ビジネス的なさらなる成長の可能性を真っ向からつぶしてしまうことになる。

 

Fring+VoIPover3Gのような選択肢も、このような時代の移行期にあって、当然でてくるべくしてでてきたユーザの選択肢と考えます。いずれMVNOが広まり、ユーザがこれまでの縦割り携帯市場(あるいは鎖国状態)から開放され、自由にキャリア、端末、サービスを組み合わせることができるようになれば、やがて廃れていく端境期のテクニックであるには違いないのです。

 

追伸:

Fringに用意されている"fring test call"には3G網に接続している状態で発信はできました。しかし折り返し電話くれるようなことを電話口で言ってますが、折り返しの電話はないなぁ。。。


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