Washington, D.C.近郊のVirginiaに住んでいた2001年のある休日、暇をもてあましてTyson's CornerのApple Storeにふらり遊びに行きました。
丁度第3世代のiPodが発売された日で、店内はiPod一色でした。それまでiPodにはたいした魅力も感じておらず、ただなんとなく、ふらり寄ったのですが、なまめかしい白の半透明アクリルと美しくきらめく鏡面仕上げのステンレスパーツがシームレスに組み合わさった、新型iPodを見て、思わず衝動買いしてしまいました。
それ以後、常にiPodは一緒で、しばらく遠ざかっていた音楽を楽しむようになりました。

昨年このG3を手放し、30GBの黒の第5世代iPodへ
乗り換えました。
第5世代のiPodの特徴は、"Video iPod"と呼ばれるように動画を楽しめる点です。先の第3世代iPodはハードディスク容量15GBのものを使っていましたが、今回は30GBになって、より多くの曲やPodcast番組が入るようになったかというと、実はそうではなく、大好きな映画も入れて持ち歩くようになったので、結果的に以前にくらべさほど曲の数は増やせませんでした。(涙)
いま思えば思い切って80GBにしておけばよかったかな、とちょっぴり後悔しています。
最近は、特に朝夕の通勤・帰宅の車の中で大活躍中で、会社と家を往復する片道1時間のあいだ、英語のヒアリング・スピーキング能力維持・向上のために、CNNやABC, FOX、はたまた
VOA Special Englishなどを聴いています。
車でiPodを楽しむのに、現在はmathey(デンノー)のFMトランスミッター付きアダプタを使っていますが、いろいろと不満があります。今日はその辺をぐちりつつ、最近のiPod周辺グッズの中でいいものがないか探してみましたのでその報告をしたいと思います。
mathey MIPTC-C25 iTranser Pro (税込み
8,080円)
現在使っているのは下記のようなmatheyのFMトランスミッター付きアダプタで、シガーソケットのところに差し込んで使うようになっており、アダプタにiPodを載せておけば充電できますし、エンジンを切ると再生が停止します。(残念ながら、エンジンスタートで再生スタートはしない。)
また僕の車は写真のように、シフトレバーの後ろに、シガーソケットが付いているので、ここに上からアームを突っ込むことで、いい具合に車の振動を吸収してくれて、なかなか快適です。
こいつのいいところは、3箇所にユニバーサルジョイントの或るアームが付属していて、シガーアダプタの穴に入れた状態で、操作しやすい方向を向くようにかなり自由に調整がきくところです。またPLLのFMトランスミッターが付いており、送信周波数を液晶パネルで確認しながら正確に設定できるので、カーラジオのFMで安定して受信することができます。音質的にも問題なし。
そして特筆すべきは、音声を外部出力するためのジャックが付いている点でしょう。これによってFMトランスミッターを使わなくても、iPodのオーディオ信号を直接カーオーディオに流し込むことができます。このアダプタのおかげで、毎日快適に通勤しています。
しかし一方で不満もあります。
簡単にまとめると下記の様な点です。
- 外部出力のレベルが低く、かなりボリュームを上げないといけない。しかしそのため無音時に耳障りなノイズが聞こえる。
- iPodが操作しにくい
- 映像が出力できない
もちろん運転中に映画を見るなんて行為はご法度ですが、ミュージックプロモーションビデオとかはやはり映像つきで再生したいものです。
iPod周辺グッズも、次から次に新しいものが出ているので、きっとこれらを解決してくれるものが出ているはず。
そう考えていろいろと探してみました。僕が欲しいカーアダプタの条件はざっと下記の様な感じになります。
- 充電できること
- 音声・映像が外部出力できる(端子がついている)こと
- FMトランスミッターは必須ではない
- 電源からのノイズがのらないこと
- 運転している手元で操作ができること
さて現在市場に出ているiPod用のグッズで上記を実現するには、3種類の製品に分かれます。
「スタンド型」
iPodを保持するスタンドの形をしており、どこかにこのスタンドを固定するタイプ。シガーの電源コンセントに直接差し込むタイプや、カップホルダを使うタイプなどがある。
「ケーブル型」
iPodの底面のDockコネクタに差し込むケーブルのみで構成される製品。iPodは助手席に転がしておくか、nanoならばどこかにぶら下げておいても良い。
「カーオーディオ型」
車のコンソールにビルトインされているカーオーディオでiPod対応となっており、DockケーブルをiPodに刺せば、あとは全ての操作がカーオーディオのパネルで可能。
スタンド型とケーブル型はいずれも価格的にはだいたい7,000円〜8,000円程度ですが、カーオーディオ型は4万円〜とちょっと値が張ります。最近の車は新車購入時にiPod対応のカーオーディオを選べるものも増えているので、どうせ高い買い物するならカーオーディオも一緒に!なんてことも考えられるでしょう。
一番スマートなのはカーオーディオ型ですが、これはちょっと高い。なので、スタンド型か、ケーブル型ということになります。ケーブル型はケーブルをさしたあとのiPodのやり場に困るので、どっちかといえばスタンド型か。。。
しかしスタンド型の場合iPodの位置が限られるケースが多く、iPodを設置したらパネルで現在再生中の曲などを確認するのが厄介なケースが多いです。いまのMatheyの場合もそれが不満です。いっぽうケーブル型は、たしかに置き場所に困る反面、いつでもiPodを手にとって見やすいところに引き寄せることができるので、実は便利なところもあります。
そしてケーブル型のメリットですが、iPodにシリコンジャケットなどを着せていても問題がない点が挙げられるでしょう。ネット上の様々な紹介記事を見てもその点について言及している紹介記事は見当たりませんでしたが、この点も重要です。カースタンド型はがっちりホールドするよう、iPodのサイズに合わせて穴とかホルダが作られているので、シリコンジャケットなどを着せていると入らないケースが殆どです。
幸いにも、僕がいま使っているMatheyのものは、ホルダに若干の余裕があり、シリコンジャケットを着せた30GB iPodの厚さが、80GBモデルと同じくらいのため、なんとかジャケットを着せたままホルダにねじ込むことができています。最近のスタンド型製品を見ると、このような余裕をもったものは無さそうです。したがって、スタンド型を使う場合は、ジャケットと併用できない点に気をつける必要があります。
(もちろん、スタンドに差し込むときに、いちいちジャケットから出したり、ジャケットを着せたり、と着せ替えが気にならない人には問題とならないでしょうが)
僕の理想を言えば、
見やすい位置にiPodを固定できるスタンド型で充電ができる。電源からのノイズフィルタ機能つき。FMトランスミッタは必ずしも必要なし。音声・映像外部出力が付いていて、音声レベルはボリュームを大きくしなくても十分に高い。iPodにシリコンジャケットを着せていてもスタンドに装着でき、ウィールを操作しなくてもハンドルに手を乗せた状態でiPodをコントロールできるリモコンが付いている。そして可能ならば、エンジンスタートで前回停止の位置から自動的に再生が始まり、エンジンストップとともに再生停止し電源が切れること。(で、値段も安い!)
ということになるでしょうか。
さて、以下では上記3つのタイプそれぞれについて、使えそうな製品を見て行きたいと思います。

1.スタンド型
スタンド型には、大きく2種類あって、アームで固定するタイプと、カップホルダにはめ込むタイプの2種類があります。
先に書いた要件を満たすものを探してみると、全てを満たす製品はありませんが、以下の2種類がよさそうです。
(1)
DLO TransPod Digital 3 ブラック &
ホワイト (税込み 13,740円)
(2)
Diasonic Cup Holder FM Transmitter(ブラック) &
(ホワイト) (税込み 6,680円)
(1)は、オーディオ入力・出力の両方が付いている点、そしてホルダにiPodを立てると、アクセサリonの状態でiPodのバックライトを常時点灯にできるそうです。運転中、ぱっと曲名を確認したいときに、ウィールにタッチしなくても見えるのは○ですが、残念ながらビデオ出力がついていない点、およびアームでの位置固定が不安定で評判良くない点で×です。
一方、(2)はビデオ出力が付いている点、そして前面に赤外線受光部がついており、Apple純正リモートコントローラー「Apple Remote」に対応している点で○です。(Apple Remoteは付属していません)
またカップホルダにはめ込むタイプなので(1)のアームタイプと違って安定しますし、車のカップホルダの位置が使いやすいところについている車種ならば、画面も確認しやすく、なかなかよさそうです。一方でオーディオ出力がついていないので、音声は全てFMトランスミッタ経由となり、△といったところでしょうか。
なお、写真からするとiPodにシリコンジャケットを装着したままの状態では、スタンドに立てるのは難しそうですが、下記の(3)のワイヤレスリモコンを使うことでひょっとすると立てられるかもしれません。
リモコン:
先に示した要件のように、何がしかの手段で手元でiPodを操作したいと考えていますが、(2)は赤外線リモコンが使えるものの、Apple Remoteのリモコンは追加購入が必要です。また(1)に関してはそもそもリモコン対応ではないので、何がしかの手段を講じる必要があります。
そこでスタンドとあわせて使えそうなワイヤレスリモコンを探してみました。
ワイヤレスリモコンとしてはABTのjJetと、GriffinのAirClickあたりがよさそうです。Griffinの方は自転車や自動車のハンドルにリモコンを取り付けるためのアダプタが付いていて、ハンドルにリモコンを取り付けたい僕としては非常に惹かれるところなのですが、一つ問題があります。iJetもAirClickも、iPodの下部のDockコネクタに装着するタイプですが、これをさらにスタンドに装着するには、リモコンの受信部の下側に、Dockコネクタのスルー端子が付いてなければスタンドが使えません。
(4)のAirClickは受光部下はつるんとしていて、Dockのスルー端子はありませんが、(3)にはスルー端子がついているんですねー。iJetには逆にハンドルなどにとりつけるアタッチメントが無いのですが、スタンドとリモコンを同時使用するには、iJetしか選択の余地は無さそうです。まぁリモコンのボタン配置がiPodと共通なので、そういった意味でもiJetの方がお勧めかもしれません。
(3)
ABT iJet Wireless Remote with Bottom Dock for iPod(黒) & (白) (税込み 7,980円)
(4)
Griffin Technology AirClick with Dock Connector (税込み 5,985円)
スタンド型の結論として、現時点では(2)のDiasonic Cup Holderと(3)のiJetの組み合わせがよさそうです。

2.ケーブル型
ケーブル方の場合は、iPodの置き場所に困りますが、iPod本体を手元に引き寄せることができるので、そういった意味ではリモコンをあえて用意する必要が無いともいえます。ケーブル型は非常に多くの種類が出ていますが、性能の差こそあれ、機能的にはほぼ横並びで、電源の供給+FMトランスミッタ、という機能以外付いているものはあまりありません。
FMトランスミッタの音質的にはMonsterのものが評価が高いようですが、しかしオーディオ出力端子があれば、FMトランスミッタの性能の差は関係ありません。もちろん、FMトランスミッタの機能を使わないのに、電源+FMトランスミッタという構成の製品を選ぶ必要は無く、ヘッドフォン端子からオーディオ信号は取り出せるので、単にシガレットソケットから電源を供給できる電源ケーブルだけでいいじゃないか、という声も聞こえてきそうですが、車から乗り降りする際に、電源ケーブルとオーディオケーブル2つを毎回抜き差しするのは結構面倒です。またケーブルにつないだ状態では、iPodの上下に端子がでっぱっており、はっきりいって邪魔です。
したがって、iPod側のケーブルは1本、オーディオ出力端子・ビデオ出力端子が電源アダプタ側についている(で、ついでにFMトランスミッタ機能も)というのがいいのです。
さて、いろいろと調べてみると、以下の2つがよさそうです。
(5)は電源アダプタとケーブルは別になっており、一般のUSBケーブルの受け口が電源アダプタ側についています。またオーディオ入出力端子が付いている点で○です。しかしビデオ出力はついていませんので×。
一方(6)のブライトンネット(株)の製品は4/27発売予定で、オーディオ出力、ビデオ出力を備え、またワイヤレスではありませんが、ワイヤードの使いやすそうな大型ボタンを備えたリモコンもついています。なので◎。一方FMトランスミッタはついていません。まぁ必要ないですね。
(5)
TransDock micro FMトランスミッタ (税込み 8,480円)
(6) ブライトンネット(株)Car Audio and Video Cable with Remote Control for iPod (4/27発売予定)
結論として、リモコンがワイヤードであるものの、必要なオーディオ・ビデオ出力端子を備え、リモコンまで付いているブライトンネット(株)社のアダプタがお勧めです。ただし、まだどこも扱っておらず値段が気になるところです。せいぜい1万円弱くらいで販売されれば、文句なしでこれに決定ですが。。。

3.オーディオ型
さて、究極のiPodインテグレーションは、やはりなんといっても、カーオーディオとの融合です。
これまで各カーオーディオメーカはiPod対応を謳ってモデルを出してきていますが、残念ながらヘッドユニット側で再生・停止・早送り・巻き戻しができる、という程度で、ヘッドユニットの大きなディスプレイを使ってiPodの曲名情報を出したりできるものは殆どありませんでした。今回アルパインから発表されたiDA-X001ヘッドユニットは、iPodの操作を全てできることに加えて、アルバムジャケットまで表示することができます。
4月上旬発売予定でしたが、どうも発売時期が遅れており、4月下旬から5月上旬になるようです。残念ながらビデオの再生には対応していませんが、ヘッドユニットを見やすい高い位置にセットできる車種であれば、これはおすすめです。操作も非常にしやすいという前評判です。定価、52,290円なので、ちょっと値が張りますが。。。
(7)
ALPINE iDA-X001 1DIN デジタルメディア・ヘッドユニット (税込み 47.061円)

4.番外編
番外編ということで、1,2,3で取り上げなかった、電源からのノイズの回りこみ対策について、グッズを調べてみました。
1.の(1)のようなアームタイプのスタンドには使えませんが、それ以外であれば、これをかませることで様々なノイズをカットして無音時にノイズにいらつくこともなくなりそうです。購入したユーザの評価としては、結構効果がある、ということなので、ノイズが気になる場合はスタンドやケーブルと合わせて購入を検討してみてもよさそうです。
ノイズ除去
(8)
Lauda ノイズレスSuper電源ソケット(黒) &
(白) (税込み 3,480円)
結論
ということで、結構僕がMatheyの製品を買ったときからすると、様々なニーズが取り込まれて使えそうな製品が増えているという感じがしますが、全てを一つの製品で、というのはいまだ無さそうです。おそらく新車に関して言えば、今後どんどんiPod対応のものが増えて、いずれそれが標準装備となっていくかもしれません。そうなれば、今回取り上げたようなアダプタは、地上波アナログテレビを、地上波デジタルの時代にも引き続き使っていくための、コンバータのような端境期的製品となるでしょうが、しかしまだまだ現実的には、現在道路を走っている車の殆どのカーオーディオがiPodなどには対応しておらず、当分はいろんな新しい製品の登場を期待できそうです。
さて、今回の調査の結論ですが、僕的にはブライトンネットのケーブルタイプのものがベストですね!
値段の方が、リーズナブルであれば、購入を検討しようと思います。余裕があれば、
(6) + (3) + (8)
という組み合わせが最強ですね。全部買うと、値段は。。。なんかiPodがもう一つ買えそうです(汗)■
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ここで紹介した商品
mathey MIPTC-C25 iTranser Pro 
DLO TransPod Digital 3 ブラック 
DLO TransPod Digital 3 ホワイト 
Diasonic Cup Holder FM Transmitter(黒) 
Diasonic Cup Holder FM Transmitter(白) 
ABT iJet Wireless Remote with Bottom Dock for iPod(黒) 
ABT iJet Wireless Remote with Bottom Dock for iPod(白) 
ALPINE iDA-X001 1DIN デジタルメディア・ヘッドユニット 
Lauda ノイズレスSuper電源ソケット(黒) 
Lauda ノイズレスSuper電源ソケット(白) 
Griffin Technology AirClick with Dock Connector 